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ブロック塀の話 [建築マメ知識]

投稿日時:2018/07/15(日) 10:00

先日の地震で、最近問題となっているブロック塀。

数年前から、一部の自治体では、地震時にブロック塀が倒れて、通行人が命を落とす危険があるため撤去してくださいと呼びかけていました。
危険なことを分かっていながら、何もしなかった故に起きた事件だと思います。

ブロック塀の何が悪いのか、全てのブロック塀を撤去すべきなのか・・・、それは違います。

ブロック塀にも、きちんとした決まりがあって、それを最低限守ることが大切なのです。


まず、塀の高さは大丈夫か?
ブロック造の場合、積んでいい高さが決まっています。
地面から2.2m以下(この地面というのが曲者のような・・・)
私は、一番低い地面から2.2mであると思っていたのですが、法律の解釈はいろいろあるようで難しいです。

次に、塀の厚さ
基本的に10cm以下の厚さのブロックはあまり見ないのですが、厚さ10cm以上のブロックで造られているか。
(塀の高さが2mを超える場合は、15cm以上)

控え壁はある?
結構、控え壁がないブロック塀を多く見かけるのですが、塀の長さ3.4mごとに塀の高さの1/5以上突き出した控え壁が必要になります。
塀と直交方向に、ブロック塀を支える、壁がありますか?

足元がしっかり固定されていますか?
塀の下には、しっかりとした基礎がありますか?
足元がしっかり固定されていなければ、簡単に倒れてしまいます。
これは、最も重要な部分であり、基礎が不十分な場合は、とても危険です。

鉄筋が入っていますか?
ブロック塀の中に、縦横方向に鉄筋が入っていないと、簡単にブロックが崩れてしまいます。
特に、昔のブロック塀の場合、鉄筋が入っていないケースがあるので、注意が必要です。
これについては、調べ方が難しいので、お近くの工務店などに相談されるのがいいかもしれません。


ご自宅に、ブロック塀がある場合、一度確認してみましょう。
そして、もし、危険かもしれないと判断された場合、一部の自治体では、ブロック塀の撤去にかかる費用について、助成金の制度がある場合があるので、相談してみてはいかがですか。

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基礎の話3 [建築マメ知識]

投稿日時:2018/07/01(日) 10:00

ここからは、杭を使って建物を支える工法です。
杭の長さによって、かなり深い所にある支持層までたどり着くことができ、自由度が高くなります。

木杭工法
木は、水に弱いので防腐、防蟻処理をした特殊な木材を使用します。
天然の素材なので、環境にやさしいですが、比較的軽い建物にしか使えません。
昔の建物は、木杭により建物を支えていましたが、現在では住宅のような一部の建物でしか使用していないようです。

鋼管杭工法
鋼管でできた、杭で、先端にスクリュー状の羽根が付いた形になります。
鉄を使っているので、高価な杭となり、工事費はやや高め。
比較的小型の重機で施工できるので、敷地が狭い場合や、建物の中に杭を設けたい場合などはとても有効な工法となります。
また、杭をカットすることができるので、支持層が分かりにくい場合など、杭の長さを予想することが難しい場合に使用することも多いです。

深層改良
こちらは、杭基礎というよりは、地盤改良の部類に属する工法で、コンクリートと土を攪拌しながら、筒状のコンクリート柱を造る工法です。
支持層が10m以下の場合は、この工法が安くなる傾向にあります。
コンクリートを練るためのプラントという設備を設置しなければならないので、狭い敷地などでは工事が難しくなることもありますが、コンクリートを注入しながらコンクリートの柱を造るので、長さを調整しやすく、支持層が分かりにくい場合に有効な工法です。
ただ、コンクリートと土を攪拌したものなので、強度は低めとなり、多くの本数が必要となり、コンクリートの量は多くなる傾向にあります。

コンクリート系杭工法
一概に、コンクリート杭といっても、いろいろな種類、工法があります。
工場で生産された杭もあれば、現場で鉄筋を組んで作る杭もあります。
また、杭の形状も様々で、電柱のように真っすぐな杭もあれば、先端が太くなっているもの、杭の途中に節状に太くなっている個所が何か所もあるものなど、様々な形があります。
工法に至っては、穴を掘って杭を埋めるものもあれば、上から叩いて埋め込むものなど様々。
土の条件、建物の規模、周辺の状況、金額に合わせていろいな選択肢があります。
非常にコスト的にも強度的にも有効な工法ですが、プラント設置の場所が必要であったり、掘削により残土が出てくるので土の処分の問題などがあり、条件によっては難しいこともあります。

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基礎の話2 [建築マメ知識]

投稿日時:2018/06/15(金) 10:00

地盤改良
一般的に、木造の基礎は30cm~、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の基礎は70cm~程度掘って基礎をつくります。
表面は柔らかい地盤だけど、もう少し掘ったところに固い地盤がある場合に、基礎と固い地盤の間にある柔らかい地盤を、固めて補強する基礎です。
基礎下から固い地盤までの距離により、いろいろな工法があります。

表層改良工法
比較的浅い(1m~3m程度)部分に固い地盤がある場合に行います。
コンクリートと土を混ぜて、土を固める工法で。
ただ、コンクリートと土を混ぜるのですが、きちんと混ざっていないと期待している強さを確保できないため、施工業者の技量により差が出てしまいます。
また、建物の下に、固いコンクリートの盤を造る工法なので、建物を建て替える場合などに、その盤の撤去が必要になる場合もあります。

砕石工法
天然の砕石(公害が出ない)を柱状に土の中に埋め込む工法で、最近、よく聞くようになってきました。
この工法のメリットは、建物の建て替えを行う際に、砕石を撤去する必要がないとのこと。
砕石を埋め込むことによって、緩い地盤を締め固めて、強い地盤を造るイメージだと思います。

シート工法
建物の下に縦横方向にシートを張る工法です。
シートの端と端でぴんと引っ張って、建物を支えます。
この工法のメリットは、建物の下にシートが張ってあるだけなので、建物を撤去したときに一緒に撤去出来る事。
借地の上に、建物を建てている場合で、現況復旧が必要な場合に、撤去費用が安くなります。
(一般的な工法は、撤去費用が高額となるケースが多いです。)

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基礎の話1 [建築マメ知識]

投稿日時:2018/06/01(金) 10:00

今回からは、建物の話となります。

まず、建物の土台となる基礎から・・・

建物の基礎といっても、直接基礎、地盤改良、杭基礎などと、ぞの敷地の条件、建物の条件によって基礎の形状は変わってきます。

固い地盤の上に建てるのであれば、直接基礎、軟弱な地盤の上に建てるのであれば杭基礎となることが多いです。
また、木造のように軽い建物であれば、直接基礎となる可能性が高くなりますし、コンクリートの建物になると、直接基礎では難しくなる傾向となります。

では、まず基礎の種類から紹介します。

直接基礎
比較的固い地盤や、軽い建物に使用される基礎工法で、基礎の形状によって、独立基礎、布基礎、べた基礎に分かれます。
工事費としては、独立基礎→布基礎→べた基礎の順に高くなります。
木造住宅の場合は、多少地盤が悪くても、べた基礎にすることで、直接基礎とすることができる場合もあります。

・独立基礎
 柱の下に設ける基礎で、正方形、長方形の形となっている基礎

 こんな形の基礎が、柱の下にあります。

・布基礎
 柱と柱をつなぐ、基礎梁の下に設ける基礎で、建物外周部や内部中央を横断するように設けられている基礎

 逆T型の基礎が、建物周囲にあります。

・べた基礎
 建物の下全体に設けられる基礎で、一枚の盤のようになっている基礎。

 






 
 
建物の下すべてに、コンクリートが打ってあります。

どの基礎を選ぶかは、地盤調査の結果と上部建物の構造、規模により変わってきます。
 

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地盤の話3 [建築マメ知識]

投稿日時:2018/05/15(火) 10:00

今回は、前回紹介した以外の調査方法について説明します。

平板載荷試験
この調査は、実際に基礎を設置する深さまで土を掘って、その位置でどの程度の重さまで耐えることができるかを調べる調査で、最も信頼度の高い結果を得ることができる調査です。
非常に信頼度の高い調査ではありますが、デメリットも多々あります。
基礎の底となる位置が、比較的浅いこと。(杭を使わない基礎を前提としており、比較的小規模な建物を対象としています。)
調査には、広いスペースが必要。
コストは、やや高めで、調査時間は比較的短いものの、準備に時間がかかります。

表面波探査法
残念ながら私は縁がないので詳細は分かりませんが、賛否両論なようです。
超音波や、電磁波などを使って、地盤の強さを測定する方法で、広範囲にわたって調査できることができます。
他の工法は、掘削などの必要があるため、どうしても調査個所に制限が出てしまいますが、この工法は測定器を敷地内で移動させながら測定ができるため、敷地全体を測定できるというメリットがあります。
ただ、周辺状況によって測定データに大きな誤算がでてしまったりすることもあるようなので、判断が難しいようです。
現状としては、価格が高めなので、あまり採用されていないようです。
ただ、他の調査方法と併用して使用すると非常に調査結果の信頼度が高くなるため、検討してみるのもいいかもしれません。

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